「安曇野の生活ってどんな感じ?」
「何もなくて、いろいろ不便じゃない?」
都心で生活していると、なかなか想像しにくい地方の生活。
私たちが移住して、都心の友人によく聞かれる質問です。
私たちも最初は「みんなどこで情報って得ているの?」ってくらい情報が乏しく、どこで何をやっているのか、なかなかつかめない。
残念ながら、情報がネットに掲載されていない、ちょっと情報収集をするには厳しい現実がありました。
なぜ情報がネットに掲載されていないのか?
多分人材不足によるもの、住人のネットとの距離感などあるのでしょうが、私が理由の一つではないのか?と思うのが、行政発行の「広報誌」。
自治体に入ると定期的に自宅に届く「広報誌」ですが、かなりの情報がそこで得られてしまうので、なかなかネットを活用してまで情報を更新しないのでしょう・・・。多分。
安曇野市であれば「広報あづみの」という名称で、市町村名が広報のあとについています。
月刊発行になっていて、行政の動向だけでなく、その月のイベント情報や、子育て支援情報、採用情報など、とてつもなくたくさんの情報が手に入る情報誌です。
行政発行なので、暮らし・仕事・福祉・医療など、かなり幅広く網羅しています。
自治体に入らなくても、行政ページにPDFが掲載されているので、移住を検討している方の情報収集として一役買うのでは?と思います。
移住を検討したときに広報誌をチェックすべき理由
タイムリーな住まい情報
移住を決めるために、まず最初に確認したい住まい情報。
長野県には県営住宅、市営住宅などの住宅団地のほか、空き家バンク、お試し移住など、移住・定住を検討している人向けの様々な住まいサービスを提供しています。
県営・市営住宅・お試し住宅は申し込みに条件や抽選があり、広報誌に募集要項が記載されています。
サイトでも市町村によっては掲載されているところがありますが、更新が定期的でなかったりするので、広報誌をチェックしたほうが情報が早いです。
豊富な子育て支援情報
ここは必ずチェックしたいところ。
小さな幼児がいる場合は、子育て支援は必ずチェックしましょう。
特に、支援センターに集まってベビーマッサージや幼児教室なんてものも多く、なにより無料、もしくはワンコインで気軽に参加できるものばかり。
都内にいた時に、赤ちゃんを連れて参加できるベビーヨガに通っていましたが、1回1000円はしたかな・・・今思うとかなり高い!
安曇野地域では、たくさんの教室が無料で行われていて、とても気軽な空間。
子どもとのお料理教室もあったりして、普段家では片づけを心配してできないものも、子育て支援が開いてくれると、子どもに体験させやすいな・・・と感じました。
地域性が伺えるイベント情報
都内と大きく違うな・・・と思うことは、行政が町おこしやコミュニティ形成のために多くのイベントを実施していること。
都内で生活していた時は、イベントって大体商業施設がメインで、どこかの雑誌とかメーカーとかがスポンサーで入っていて、いろんな人がごった返している・・・という感じがメインでしたが、こちらは全く違った雰囲気のもの。
地元テレビ局などのスポンサーが入っている大きなイベントも多いですが、地元の商店街や行政が一緒になって、ゆるキャラが登場するようなイベントが多く、そこでお友達に会ってあーだこーだ話しながら楽しむ、とってもアットホームなものが多くあります。
イベント情報をチェックしていると、その土地の歴史的なお祭りや行事も知ることができ、移住を考えた時に気になる「地元の雰囲気」 「地元の住人の楽しみ」みたいなのが大まかにですが伝わってきます。
いざという時を想像しやすい医療情報
その月の当番院や各種相談センターの情報など、いざという時に役立つ医療情報が掲載されています。
医療情報は、子育て中の場合は必ず押さえておきたい情報の一つ。
安曇野には大きな子ども病院もあり、大きな病気やケガにも対応できる医療体制があります。日々の生活で必要なかかりつけ医を確認したりするときにも、活用したい情報が掲載されている可能性もありますので、必ずチェックしたほうが良い内容です。
安曇野エリアの「広報誌」
安曇野市「広報あづみの」
安曇野エリアで最大の安曇野市。 新聞折り込みを利用して市内全域へ配布しているようですが、新聞を取っていない家庭って多いですよね。
そんな場合はお問合せすれば個別配達してもらえるようです。
遠方からの場合は、ウェブブックで見れたりするので、下記リンクから確認してみてください。
大町市「広報おおまち」
安曇野エリアで2番目に大きい市。 無料アプリ「マチイロ」 をスマホにダウンロードして登録すると閲覧できるという、新しい閲覧方法で確認できるようです。気軽にチェックできる感じですね。
サイトからPDFでも確認できます。
池田町「広報いけだ」
北アルプスを見渡せる、安曇野市の隣の町。各自治体で配布をしているようです。
下記リンクから、PDFで確認ができます。
松川村「広報まつかわ」
北アルプスの麓、こちらも安曇野市に隣接している村です。配布方法はサイトに掲載されていません。
下記リンクからPDFで閲覧可能です。
白馬村「広報はくば」
昨今国際化が急速に進む白馬村。こちらはインターナショナルなだけあって、広報以外でもいろんな情報が飛び交っていますので、SNSなどチェックしてみるのがいいかもしれません。
とは言えども、広報の情報量はたくさんあるので、要チェックです。
こちらも 無料アプリ「マチイロ」から閲覧可能。
まとめ
行政と民間のつながりが深い安曇野エリア。人が少ないからこそなんでしょうね。
どんな生活か・・・想像しながらチェックをしていくと、自分に合ったくらし情報が見つけられ、移住への一歩として役立つかと思います!