自分の本当にしたかった子育てとは?
仕事にどうしても復帰したくて、長男が生まれてから保活を初め、なんとか入れた認可外保育園・・・。「待機児童にならなかっただけよかった」という安堵感は、今思えば正直は間違いだったかな と感じます。
理由は、「子育て」が自分の中心になかったから。
産まれる前は、「無事に産まれてほしい」「のびのびと育てたい」「好きなことをやらせてあげたい」と子育てにいろいろ夢を持っていましたが、現実は保育園問題に悩まされ、その夢はいつかかすれてしまっていました。
「保育園に入ったってのびのび育てられるじゃない」とも思いますが、問題は保育園を選択することがほぼ不可能だということ。
もちろん、認可保育園申し込みは希望の園を申し込めますが、第1希望に入れる可能性は本当に少ない。
ましてや認可保育園にすら入れない。
そうなると認可外保育園に行かざるを得ないですが、区内のほとんどの認可外保育園に申し込んだ時点で、どこも「300人待ちです。」と言われました。
たまたま「先着順で選考はしません」という園に入れましたが、もちろん第1希望で入った園では無いです。
見学はしましたが、納得感があったかどうかは定かでは無いです。
ここしか入れなかったから。
入ってみると、先生方はよく子どもたちを見てくれてはいましたが、如何せん狭い。
マンションの1階で、園庭も無ければエントランスは狭く、歩道も無い道にエントランスがあったため、子どもが飛び出さないかヒヤヒヤ。
結果、アクシデントがあり、保育園のことを信用できなくなりました。
毎朝通る、家の近くの「認可保育園に行けてたら良かったのに」と感じることもありました。
選択の余地が全くない、保活の状況。
もちろん出だしが遅かったとか、情報をもっと仕入れているべきとか、いろいろ反省点はありますが、同じような方が多かった印象です。
長野に引っ越した一つのきっかけは、保育園の様子が雲泥の差だったこと。
施設面では、広さ、綺麗さ、幼児に寄り添った設計、園庭、空気、などなど、都内の狭い認可外保育園に通わせてた自分としては、全てが「ああ、保育園って子どものためを思って選びたかった」と心から感じました。
また、どこの認可保育園でも、いつでも入れる余裕があり、子育てひろばも広く、ベテラン先生の対応が心温まる・・・。
まさに「保育園を選べる環境」がありました。
「保育園に入ること」が目的でなく、「子ども中心で保育園を選ぶ」こと。
本来であればそれができるべき姿何ではないでしょうか?