長野での生活が始まるに辺り、保育園見学に行くことに。
行ってみると、東京で利用していた認可外保育園(マンションの1階ぶち抜き、園庭どころか駐輪所なども無し)との違いがあまりにも大きく、見学して「なんで、あの認可外保育園に入れていたんだろう・・・」と落ち込んでしまうほど。
人口過密な東京とは、まったく正反対のこの地域の状況。
昔は何もなくてイヤだったけど、こんなにしたかった子育てに適していたとは!と改めて、地域を見直すきっかけにもなりました。
都心とは大きく違う!いなかの保育園・幼稚園環境
とにかく広い!走り回れる園庭と園舎
東京の認可外保育園は園庭もなく、マンションのワンルームを棚で仕切り、0歳児クラス、1歳児クラス、2歳児クラスの全部で3つのクラスがありました。すべてがつながっているため、先生はきっと把握しやすかったんだろうと思いますが、その狭さは見学の時にびっくりしました。
もちろん廊下も無いので、クラス内を通って別のクラスへ行き、それぞれのクラスの騒ぎ声が合わさって、とんでもない騒ぎに!!
「こんな騒ぎの中、赤ちゃん眠れるの??」と疑問に思いましたが、寝てました・・・。すごいですね。
園庭はなかったので、近くの公園に午前中遊びに行くとのこと。
ただし、保育エリアから玄関へは扉があり、一応鍵がかかる様になってはいるものの、玄関から出ると歩道が無く、車通りが案外ある細い道。
「子ども、飛び出しちゃうんじゃないか・・・」という不安は常につきまとっていました。
自転車を止めるにも駐輪場などはなく、その玄関に横付けだったので、「子どもを乗せるの、キビシイなあ・・・」とヒヤヒヤしながら乗せていました。
とにかく場所が狭く、行動範囲も限定されてしまう都内の認可外保育園。
もちろんすべての園が同じ状況では無いですが、近くの認可外保育園は似たような状況を見学の際に目にしました。
所変わって、長野の保育園。
入ってまずびっくりしたのは、その広さ。
保育園の職員玄関の広さ=通っていた認可外保育園全体の広さでした笑
各教室も広く、物がキレイに収納され、子どもたちはちゃんとお片付け出来ているようでした。
園庭も、もちろん運動会など様々な行事ができる広さ!
この広さなら、多分場所とりなんていらないんだろうな・・・と感じました。
窓からの景色がきれいな、新しい園舎が多い
園舎は木で建てられ、天井が高く、窓からキレイな山が見える部屋。
聞くと、新しく建てられた保育園で、まだ数年しか経っていない建物とのことでした。
建物から既に「ようこそ!」を言われている感じ。
また、どこも認可保育園で、年長クラスまであり、同じ年齢だけでなく、上の年齢の子たちとの交流が盛んにあるとのこと。
また、子育て広場も必ず設けられていて、毎週のようにいろんなクラスを実施し、まだ保育園に通っていない子どもとママたちがかなり積極的に通っていました。とにかく環境もよく、子どもの遊ぶスペースにとても余裕のある造り。
いろんな保育園を見ましたが、比較的新しい園舎が多い印象。
聞くと、子どもが少なくなり、統合が相次ぎ、新しい場所に新しい園舎を建てることが多かったとのことでした。もちろん古い園舎もあり、耐震性が十分でなく、閉鎖された園もありました。ただ、その園に通ってた園児も受け入れられるだけの保育園の空きがあり、少子化を実感しました・・。これはこの地域ならではだったのだと思うけれど、あのマンションの1階とは雲泥の差すぎて、比べ物になりませんでした。
未満児の交流が多く、イベントも盛りだくさんな子育て広場。
前述もしましたが、子育て広場はかなり大盛況の様子でした。
東京でも行きましたが、行くところ行くところかなり狭く、小さい子は午前中だけ、大きい子は午後来てね、と分けられてしまっていることが多く、行ってもただ子どもを遊ばせるだけで、なかなか他のママとの交流も無く、ちょっと疲れてしまう場所・・・という感じでした。
が、こちら近隣の保育園では、季節のイベントに始まり、「今日は折り紙でタペストリーを作ろう!」とか「夏なのでお外で水遊びをしよう!」とか、リトミック、体操教室など、テーマがしっかりあることが多く、そこで交流が生まれ、普段のイベントの無い子育て広場に行っても、知り合いになったママたちとお話がはずむ・・・という良いサイクルが生まれました。
結果、保育園に通いだしても、知っている子たちが多く、園外でも遊んだりと、楽しく過ごすことが多くなりました。
東京ではなかなか想像できなかった他のママたちとの交流が一気に増え、長野での生活を豊かにしてくれる要素の一つになりました。
まとめ:どんな子育てがしたかったのか・・・待機児童問題ですっかり忘れていた。
素敵な保育園を目の当たりにし、仕事をすることが優先で、なんとか保育園に入れなきゃ・・・とても視野が狭くなっていた自分に後悔。
東京ではどの保育園に通わせたいか・・・なんて選択肢はなかったです。
ふと思い返すと、「オープンな環境で子育てして、おおらかにのびのびと育ってほしい・・・」なんて、産まれた頃に思っていたことを思い出しました。
東京の人口過密問題と田舎の過疎化問題・・・保育環境だけでも、こんなに差があることを改めて感じました。